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2017年07月21日
仲介現場の舞台裏

売買契約締結後に買主が死亡したら


売買契約締結後、決済引き渡し前に買主が死亡。買主はローン申込みはしていたが、その内諾を得たものの、実行はされていない。このような場合、仲介業者の対応は?

契約は自動的に消滅、自動的に契約解除とはならない


買主が死亡しても、その地位(買主としての権利義務の一切)は相続人に承継されるので、相続人に売買契約を引き継ぐ意思がなければ、あとは解約手付金の交付により解除権が留保されているのなら、手付け放棄により契約を解除することもできるし、ローン特約条項により契約を解除することもできます。いずれにしても、相続人の意向を確認して、契約解除の方向であれば、その意思を文書で作成し売主に交付、確認を頂いて解約手続きに入ることが望ましいでしょう。

相続人が複数の場合


相続人が複数の場合に誰が買主の権利義務を承継するかという問題が生じますが、それがはっきりするまで相続人全員が共同で相続することになります。

遺産相続手続きが完了するまで、その間は相続人全員が相続分に応じた権利義務を承継することになりますが、本件のような不動産(高額商品)の購入では、(相続人が代金を支払っていくことにあるので)その引き継ぎの有無については比較的早く結論が出るのが通常なので、すべての遺産相続完了まで待つことにはならないものと考えられます。

なぜ「取引は迅速を尊ぶ」と言われるのか?


賃貸借の取引と違い不動産売買は高額な代金の授受が行われます。当社も過去には実際高齢の売主様、買主様との仲介業務を行ったことがありますが、契約締結から決済引き渡しまでの時間がかかる取引(行政の認可を要する土地等)には決済までの時間を気にかけます。病気持ちの契約者をお手伝いする際は更に神経を使います。決済が完了した途端に発作を起こした売主様に付き添って病院まで診療にお付き合いしたこともありますが、その際にこの言葉を思い出し、「なるほど、確かに{取引は迅速を尊ぶ}は真実だなあ」と実感したものでした。
この記事を書いた人
鈴木 光浩 スズキ ミツヒロ
鈴木 光浩
埼玉県加須市で24年間不動産に関わる事業、取引を続けてきました。 最近は公益社団法人の理事職も兼任しています。還暦も過ぎたので 頑張らず、我慢せず、根性持たずのゆるゆるペースが仕事の基本ですが、 不動産売買の本質、賃貸不動産経営の本質的な問題について理解した上で 各種コンサルティングを日々行なっています。自分自身で収益物件の購入・ 売却、賃貸経営を実践しています。失敗も成功も経験ありますので案件に 適した提案が出来ると思います。趣味は心身の健康書籍の読書と将棋観戦。 世の中で起きていることを見ること、聴くことが好きで、好奇心に満ち、 ときたま書くことや写真を撮ることに夢中になります。
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