(本店)09:00 - 17:00(花崎店)09:30 - 17:30
(本店)月曜定休(花崎店)木曜定休
2017年07月20日
仲介現場の舞台裏

越境があるかどうか調べて手を打つ


売却依頼された物件を調査すると、物件敷地内に隣地の工作物や樹木が越境していたり、物件敷地内の工作物や樹木が隣地に越境している場合もありますので注意が必要。

隣地からの越境物については隣地所有者に連絡


隣地から越境工作物や樹木が来ている場合は、早めにこの事実を隣地所有者(地主と建物所有者が違う場合はどちらが越境物の管理者になっているか)に伝えて、「将来のトラブルにならないように善処をお願いします」とお願いしておきます。

依頼物件の敷地内の工作物や樹木が隣地に越境している場合は、オーナー様に伝えて、越境物の処分をお願いするしかないですね。

ちなみに民法の規定では、隣地からの越境物の中で「根」は勝手に切って処分して良いが、「枝葉」は、その所有者の承諾を得なければ伐採処分できない、とあります。

「根っこ」の越境の場合でも、土地境界を横断して延伸している根ですので、境界塀やブロック等を毀損しないように、慎重な撤去処置が必要ですね。

電線が対象土地上を通過して隣地にある建物に引き込みの場合は?


東京電力の電線であったり、公営水道の給水管が売買対象土地の地上或いは地中を経由して隣地にある建物に引き込まれている場合があります。

おそらく何代か前のオーナー同士で「こっち通らせてもらっていいかい?」「ああ、、いいよ」という具合に軽い気持ちでライフラインの工事を手配したのかもしれませんし、隣に黙って工事してしまったのが事実だとしたら、悪質ですね。

そのような場合は、他人の土地を使用して電気や水道菅を引き込んでいる隣地所有者(或いは建物所有者)に電線の移設、水道管の引き込み直しをお願いするしかないですね。万一、隣のオーナーに経済的資力が無くて、引き込み直しを工事業者に頼めない、という事になったら、いろいろな対策の選択肢を考えなければなりません。

こんな思いがけないことが起こるのも不動産仲介ならではの面白さかも知れません。

この記事を書いた人
鈴木 光浩 スズキ ミツヒロ
鈴木 光浩
埼玉県加須市で24年間不動産に関わる事業、取引を続けてきました。 最近は公益社団法人の理事職も兼任しています。還暦も過ぎたので 頑張らず、我慢せず、根性持たずのゆるゆるペースが仕事の基本ですが、 不動産売買の本質、賃貸不動産経営の本質的な問題について理解した上で 各種コンサルティングを日々行なっています。自分自身で収益物件の購入・ 売却、賃貸経営を実践しています。失敗も成功も経験ありますので案件に 適した提案が出来ると思います。趣味は心身の健康書籍の読書と将棋観戦。 世の中で起きていることを見ること、聴くことが好きで、好奇心に満ち、 ときたま書くことや写真を撮ることに夢中になります。
arrow_upward