(本店)09:00 - 17:00(花崎店)09:30 - 17:30
(本店)月曜定休(花崎店)木曜定休
2017年07月16日
賃貸管理の舞台裏

物件広告に「当社管理物件です」と表示する


世の中の賃貸アパート・マンションを管理しているのは、自主管理でしたら「オーナー様(法人か個人)」委託管理でしたら「管理業者」です。物件を管理する不動産会社と入居者を仲介する不動産会社には業務上の違いがあります。

「当社管理物件です」は、「契約後の困ったことに対応する窓口になります」という意味


この様に解釈して頂いて結構です。管理業者と仲介業者の違いは簡単に言えば、「物件を一度も見ていなくても、契約のお手伝いが出来る」のが仲介業者であるのに対して「物件の状況、オーナー様、同じ建物に住んでいる他の入居者に関する事を長年の業務経験から知っている」のが管理業者です。

従って契約後に生活上困った事が起きたとして、契約に携わった仲介業者に連絡しても仲介業者は直接解決する術を知りませんから、管理業者にその内容を伝達するだけです。ですから、素早い解決をお望みならば、管理業者に直接連絡する方が効率上宜しいでしょう。そもそも、契約に至るまでの経緯で「当社の管理物件です」と表示してある物件を広告発信者の「仲介兼管理業者」経由で進めた方が、後々何かと助けになりやすい、とも言えますね。

地域によっては「仲介会社」と「管理会社」が完全に業務分担している事があります


管理会社はオーナー様向きの業務に重点を置きますので、出来るだけオーナー様の収益が上がるように且つ自社の利益も確保できるように仕事を進めます。一方、仲介会社はお客様に頼まれ契約を成立させなければ利益になりません。契約成立後は他のお客様の集客、受付から契約を成立させられるように次のお客様への業務に重点を移していきます。ですから、契約したお客様は契約時に顔合わせのない管理会社と長い付き合いをしていくのに少し不安を感じるかもしれませんね。

「当社管理物件です」は前近代的な仲介兼管理会社の表現かもしれませんが、たとえ社内で仲介部門と管理部門が違う人間だとしても、同じ会社に連絡できる、という安心感を持ってもらえる。そのような安心のキーワードと考えて頂ければ幸いです。

この記事を書いた人
鈴木 光浩 スズキ ミツヒロ
鈴木 光浩
埼玉県加須市で24年間不動産に関わる事業、取引を続けてきました。 最近は公益社団法人の理事職も兼任しています。還暦も過ぎたので 頑張らず、我慢せず、根性持たずのゆるゆるペースが仕事の基本ですが、 不動産売買の本質、賃貸不動産経営の本質的な問題について理解した上で 各種コンサルティングを日々行なっています。自分自身で収益物件の購入・ 売却、賃貸経営を実践しています。失敗も成功も経験ありますので案件に 適した提案が出来ると思います。趣味は心身の健康書籍の読書と将棋観戦。 世の中で起きていることを見ること、聴くことが好きで、好奇心に満ち、 ときたま書くことや写真を撮ることに夢中になります。
arrow_upward