株式会社加須不動産
(本店)09:00 - 17:00(花崎店)09:30 - 17:30
(本店)月曜定休(花崎店)木曜定休
2018年11月07日
オーナー様用役立ち情報

遺言公正証書のススメ

資産をお持ちの高齢者にとって、相続後、親族に紛争の種を残すことは大いに気がかりではないでしょうか?私はまれに資産家のオーナー様に遺言公正証書の作成を頼まれることがありますが、公正証書で遺言書を作成することは実務的にもお勧めです。

遺言書全文の草案を用意しなくてもOK

自分の財産を先ず種類別に書類で整理する事です。不動産でしたら市町村別に名寄帳を取り寄せ、漏れが無いようにそれぞれの不動産の登記簿謄本と評価証明書を交付取得する。預貯金でしたら金融機関別支店別の預金種類をメモして預金合計の概算金額を書き出す。株式・債権等があったら銘柄別の株数や支払い済金額を書き出しておく。

それから、それぞれの財産について、これは誰に、これは誰に相続させる、という自分の意思を表明すれば良いわけです。

遺言公正証書の構成

先ず、遺言趣旨文(どの資産・財産を誰に相続させるかという意思)から始まります。

次に財産目録(不動産の表示・金融資産の表示を種別、金融機関別、支店別、金融種類別に出来るだけ具体的に)の記載。

遺言執行者(指定された遺言執行者は、他の相続人の同意を要しないで、預貯金の解約・払い戻し、名義書き換え請求、不動産の登記手続きその他本遺言を執行するために必要な権限を有します)の記載。

付言事項(遺言趣旨につながる遺言者の考え方や理由を相続人に伝えるための文書)

そして、本旨外要件(遺言者の住所・職業・氏名 に証人2名の住所・職業・氏名)が記され、それぞれの署名 捺印がなされます。

証人2名が必要

公正証書にする遺言書は「偽造防止」や「第三者が遺言者の意思を確認」という意味もあるのでしょうか。親族以外の2名の証人が必要要件になりますので、信頼のおける秘密保持が出来る人物を遺言者に指定して頂く事になります。私も2回ほど「証人」を依頼されていますが、公正証書作成にかかわる全体の流れが理解できますので相続業務の実務能力向上という観点で積極的に「証人」の依頼にはお応えしようと思います。

今、考えているのは自分が遺言公正証書を作成する際の「証人2名」です。これは、それなりに悩ましい問題でもありますが、仕事を通じた交流の範囲内で信頼できる方に依頼しようかなと考えております。

証人の要件として、次の方は証人になれませんのでご注意ください。①未成年者②遺言者と近い親戚の方③財産をもらう方と近い親戚の方

準備書類その他

①遺言者の印鑑登録証明書1通

②財産をもらう方の住民票各1通

③戸籍謄本1通(夫婦・親子・兄弟等の親戚関係がわかるもの)

④土地、建物の登記簿謄本(法務局にて発行)

⑤土地、建物の固定資産評価証明書(市町村税務課)

⑥金融資産の金融機関別支店別種類別明細と概算金額メモ

⑦証人2名の住民票各1通

まず、上記書類を持参或いは郵送して遺言の内容について説明し、第一次案、修正する場合は第二次案と公証役場に作成して頂き、最終案が決まったら、遺言者は実印、証人認印を持参して公正証書を作成します。

この記事を書いた人
鈴木 光浩 スズキ ミツヒロ
鈴木 光浩
埼玉県加須市で24年間不動産に関わる事業、取引を続けてきました。 最近は公益社団法人の理事職も兼任しています。還暦も過ぎたので 頑張らず、我慢せず、根性持たずのゆるゆるペースが仕事の基本ですが、 不動産売買の本質、賃貸不動産経営の本質的な問題について理解した上で 各種コンサルティングを日々行なっています。自分自身で収益物件の購入・ 売却、賃貸経営を実践しています。失敗も成功も経験ありますので案件に 適した提案が出来ると思います。趣味は心身の健康書籍の読書と将棋観戦。 世の中で起きていることを見ること、聴くことが好きで、好奇心に満ち、 ときたま書くことや写真を撮ることに夢中になります。
arrow_upward