株式会社加須不動産
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2018年05月16日
仲介現場の舞台裏

連休前の空家空地相談にはそれぞれのストーリーが生まれていた


5月の連休前に立て続けに3組の空地空家相談のお客様が来店しました。連休明けには加須市役所関連部門と「空家バンク」の運営について打合せる予定でしたので、現実の問題点を把握するにはとても貴重な面談になりました。

ケース1,夫からの財産分与で取得した家


空家売却相談で母娘お二人で来店されたお客様は、数年前に離婚して「財産分与」で土地付建物を取得したものの、住んでいた期間は短く、県内の他市街地に移住していましたが、夫が亡くなって、ようやく処分する気持ちになったようです。

既に住宅は新築後40年を経過、リフォームして売り出す資金的余裕は無く、住宅を解体撤去して更地にして売り出す形態も、解体工事費用が思いのほか多額になります。土地面積は30坪余りで北側道路面、すぐ南に2階建ての隣家住宅があり、日当たりに難がありまして土地売買査定価格も解体工事費用とあまり差異がありません。

「処分できれば良し」との価格条件で宜しければお手伝いしますが…と申し上げたものの、期待していた水準との落差にショックだったのか、「考え直します」とのご返答でした。

最寄り駅から徒歩20分以上かかる市街化区域内のミニ開発分譲地は、今後も「実質がタダ同然」の更地価格評価になっていくのではないでしょうか。

ケース2,相続した調整区域内の大型敷地付住宅+倉庫


夫が亡くなり、配偶者と息子さん両名で相談に来られたお客様は、相続物件の住所を教えてくださいとお願いして、ゼンリン地図を一緒に見ながら所在地を探しました。土地面積は200坪以上、建物は何か事業に使っていたのか鉄骨造の作業所と平屋建ての住宅が敷地内にある以上に庭石や庭木が激しいボリュームで備わっているのが特徴です。

「現状のままで、買ってくださるお客さんを探してください。」というご希望です。これは可能性を探る旅になりそうだなあ、と感じました。取りあえずは成約事例、流通在庫事例のデータから、売買査定価格と提案書を作成します。

ケース3,両親から引き継いだ土地が重荷に


市街化区域内の宅地を所有している地主様からの相談でした。相続させる前は相続人が5,6名だった共有の土地を「贈与」で取得した経緯があるようですが、もともとその土地に住んだことがなく、代々、借地人の住宅が登記されていた形跡が見られました。

現地調査すると、水道メーターや公共下水の枡が設置されており、配管参考図を取りに水道課へ行くと、何と水道メーターの名義人が「加須市」になっているのには驚きました。周辺の建物を調べると、その理由が何となく分かってきたのですが、対象土地内に第三者の配管及び工作物が埋設されている土地です、と相談者に申し上げると、「良く調べて頂きました。売却したいのですが、おたくにお願いしたいです。」と言われました。

他にも◎隣地との境界杭が見当たらない箇所が2点ある。 ◎隣地からの立木枝葉の越境が存在する。 問題点があり、さらに良く権利調整する余地が生まれそうですが、何とか売主様の願望を実現出来ればと願って取り組み続けましょう。

 

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この記事を書いた人
鈴木 光浩 スズキ ミツヒロ
鈴木 光浩
埼玉県加須市で24年間不動産に関わる事業、取引を続けてきました。 最近は公益社団法人の理事職も兼任しています。還暦も過ぎたので 頑張らず、我慢せず、根性持たずのゆるゆるペースが仕事の基本ですが、 不動産売買の本質、賃貸不動産経営の本質的な問題について理解した上で 各種コンサルティングを日々行なっています。自分自身で収益物件の購入・ 売却、賃貸経営を実践しています。失敗も成功も経験ありますので案件に 適した提案が出来ると思います。趣味は心身の健康書籍の読書と将棋観戦。 世の中で起きていることを見ること、聴くことが好きで、好奇心に満ち、 ときたま書くことや写真を撮ることに夢中になります。
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