株式会社加須不動産
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2017年11月01日
仲介現場の舞台裏

二年後立退前提の更新契約作成依頼


知り合いの大家さんの親族で築50年ほどの住宅を長年貸しているそうで、当初仲介契約した不動産会社が廃業して目下は法定更新状態らしいのですが、

「本当はもう出て行ってほしい」がオーナーの本音


オーナーの本音としては「もう、修繕しながら貸し続けることが嫌だ。」なのか、今まで法定更新を続けてきたが、新たに契約書を作成する条件として「二年以内に必ず退去する」旨の確約を借主から貰いたいようなのです。

さて、当社はそのオーナー様とも借主とも面識がありませんが、この様な思惑のある貸主様の利益にかなう契約更新業務が果たしてできるのでしょうか。

契約書は弁護士でも作成出来ますが


「二年後の立退きを条件とする」特約が無い、契約書であれば、宅建業者でも標準書式で作成することが出来ますが、今回の場合は、立退きという高度な法律行為の調整業務も含まれますので、当社からはネット顧問の法律事務所を知り合いの大家さんに紹介して、依頼には残念ながらお応えできません、とお断りいたしました。

借り主側で無条件に立退きするかはわかりませんので、契約書を作成して二年後に借主から「もう少し住み続けさせて頂きたい」と要求があった場合の条件交渉は法律知識を熟知していないと、トラブルに結びつく可能性があります。

面識の無いオーナー様からの「いきなりイレギュラーな」依頼に対しては、やはり一線を引かせて頂きたいと思います。

この記事を書いた人
鈴木 光浩 スズキ ミツヒロ
鈴木 光浩
埼玉県加須市で24年間不動産に関わる事業、取引を続けてきました。 最近は公益社団法人の理事職も兼任しています。還暦も過ぎたので 頑張らず、我慢せず、根性持たずのゆるゆるペースが仕事の基本ですが、 不動産売買の本質、賃貸不動産経営の本質的な問題について理解した上で 各種コンサルティングを日々行なっています。自分自身で収益物件の購入・ 売却、賃貸経営を実践しています。失敗も成功も経験ありますので案件に 適した提案が出来ると思います。趣味は心身の健康書籍の読書と将棋観戦。 世の中で起きていることを見ること、聴くことが好きで、好奇心に満ち、 ときたま書くことや写真を撮ることに夢中になります。
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