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2017年10月15日
仲介現場の舞台裏

家賃下げましょうか?がダメな場合


先日の賃貸借から売買につなげる迂回出口戦略の続きです。ようやく室内内装工事も終わり、案内可能になりました、とオーナーが嬉しそうに来店されたときのお話です。

賃貸募集条件を打合せ通りの内容で図面作成したが


間取3DKの2階建て戸建て賃貸住宅で駐車場付、駅徒歩5分の好立地ですが、敷地が道路間口2.5mから奥に広がる所謂「旗竿地」なので、家賃は45,000円、敷金1か月に礼金仲介手数料をゼロ、初月家賃フリーレントに設定しました。

何より訴求したかったのが「ペット、室内室外各1匹まで飼育可能、保証金別途10万円」とした点です。

この設定募集条件ならば、必ず反響が期待出来ると判断した次第です。

打合せ通りの内容で作成した募集図面を見せたところ、所有者は「家賃は40,000円でもそれ以下になっても構いませんから。」と言い出すのです。

家賃を下げる意味が理解されているか否か


家賃を下げる事によるメリットがあるのは、「空室期間を長く続けたくない」という切実な事情がある。」「とにかく空室を無くす事が何よりも優先する。」家賃収入よりも空室を解消することに重要度がある、という事になります。

オーナーにとって家賃収入単価はその事業の収益性を表すものです。物件を購入してから商品として貸し出すまでにかける費用はその得られる上限家賃を想定して「便益性」のあつ投資にしなければなりません。

ですから、私にとっては「家賃はいくらでも良いので」というオーナーの発言は理解しがたいものです。

まして、今回の場合は先ず賃貸契約を目指し、その後売却出口を検討する、という方針で臨んだ募集依頼でありますから、家賃金額=売却の出口価格となる資産価値でもあります。

軽い気持ちで言ったものと今回は受け止め、現時点での募集家賃で反響を取り、成約を目指したいと思います。

この記事を書いた人
鈴木 光浩 スズキ ミツヒロ
鈴木 光浩
埼玉県加須市で24年間不動産に関わる事業、取引を続けてきました。 最近は公益社団法人の理事職も兼任しています。還暦も過ぎたので 頑張らず、我慢せず、根性持たずのゆるゆるペースが仕事の基本ですが、 不動産売買の本質、賃貸不動産経営の本質的な問題について理解した上で 各種コンサルティングを日々行なっています。自分自身で収益物件の購入・ 売却、賃貸経営を実践しています。失敗も成功も経験ありますので案件に 適した提案が出来ると思います。趣味は心身の健康書籍の読書と将棋観戦。 世の中で起きていることを見ること、聴くことが好きで、好奇心に満ち、 ときたま書くことや写真を撮ることに夢中になります。
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