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2017年09月24日
賃貸管理の舞台裏

取壊済貸家内で過去病死事実があった土地


市街化区域内の古い貸家3棟が空家になり、老朽化でリフォームに多額の資金がかかるので取壊し土地活用をと依頼された物件で過去病死事実があるのですが告知事項には該当しない事案であるものの購入検討している方が近所からその事実を聞いた場合は。

事故物件と呼ぶことができる三要素


よく言われる三大事故物件とは「自殺・殺人・孤独死」です。前2者については、事故という概念が非常に伝わりやすい状況ですが、三番目の孤独死については、その原因と発見されるまでの時間により告知の要不要が分かれてきます。

原因がよく分からない変死か以前より通院治療していた持病の悪化による自然死かが最初の分岐点で、その次に自宅で亡くなったときに誰かに(多くの場合親族か友人ですが)看取られたかどうか、そして最後に死亡してから発見されるまでに要した時間がおよそ1週間以内かどうかという区別です。

該当物件の事情聴取結果は?


たしかに死亡後連絡取れなくなった親族から室内確認したい旨の要請が入って、カギを渡し立ち会いましたが、発見は死後2日以内、事件性なし、の警察と医師の聴取診断結果と伺いました。その後、その方の親族が契約解除明渡し後に、別の男性がその物件に引っ越したいと申込み、全入居者が解約した経緯を説明したところ、構わないとの承知のうえで契約し、その方も約1年くらいで持病のガンで病院にて病死、親族による契約解除という結末になり、それから1年後にそこを含む全貸家3棟を取り壊すことに至ったものです。

以上の経緯を全部報告した上で、該当土地の取引を考えている方には取引の是非を判断して頂くほかありません。

心理的瑕疵とまで言える程度の過去かどうかは微妙な問題ですが、普通に合理的な判断をして頂くことを期待しましょう。

この記事を書いた人
鈴木 光浩 スズキ ミツヒロ
鈴木 光浩
埼玉県加須市で24年間不動産に関わる事業、取引を続けてきました。 最近は公益社団法人の理事職も兼任しています。還暦も過ぎたので 頑張らず、我慢せず、根性持たずのゆるゆるペースが仕事の基本ですが、 不動産売買の本質、賃貸不動産経営の本質的な問題について理解した上で 各種コンサルティングを日々行なっています。自分自身で収益物件の購入・ 売却、賃貸経営を実践しています。失敗も成功も経験ありますので案件に 適した提案が出来ると思います。趣味は心身の健康書籍の読書と将棋観戦。 世の中で起きていることを見ること、聴くことが好きで、好奇心に満ち、 ときたま書くことや写真を撮ることに夢中になります。
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