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2017年09月04日
健康豆知識

健康社会学とsense of coherence


健康社会学者のアーロン・アントノフスキー博士は人間の健康維持と回復について一つの理論をまとめました。その中に「首尾一貫感覚(sense  of  coherence)」という用語が出てきます。

ナチス収容所経験者の更年期健康状態調査から


アントノフスキー博士(ユダヤ系アメリカ人)が、若い頃にナチスの強制収容所から生還した経験を持つ女性とそうした経験を持たない女性を比べ、若い頃の過酷な経験が、更年期の健康状態に影響するのかどうかを調べる調査を行いました。

すると、収容所経験者全員がトラウマとして、その影響を更年期まで引きずってもおかしくないほど極限的なストレスを経験したにもかかわらず、なんと3割もの女性が元気に更年期を迎えていたのです!

「極限のストレスを経験しても、心身の健康を守れているばかりか、そうした経験を人間としての成長の糧にさえして、明るく、前向きに、元気に生きている人たちに共通する特性は何なのか?

健康生成論の中核となる能力=SOC


この質問に対する答えを説明するため博士は健康生成論を開発して、その中核となる能力として、ストレス対処能力SOC(sense of coherence コオウヒアレンス)を発見したのです。

SOCの概念は3つの構成要素から成り立っています。

◎把握可能性(comprehensibility)

◎処理可能性(manageability)

◎有意味性(meaningfulness)

それぞれを簡単に説明すると

◎今の状況を把握し、先を見通す力

◎様々な出来事を明確に処理する力

◎各人が問題に対処する意味を見いだす力

言葉だけで説明すると少し難しいと感じるかもしれませんが、平たく言うと「人生のつじつま合わせが出来る力」です。

SOCとは、人と環境の関わり方次第で高められる内的な力です。SOCが高い人は仕事満足感や人生満足感がとても高く、健康状態も良好で、いかなる困難も乗り越えるたくましさを持っています。

いろいろな心理学の本を読んで、なるほど、心身の健康には周囲の環境との折り合いを上手く付けるSOC能力を高めることなのね、と気付かされました。

この記事を書いた人
鈴木 光浩 スズキ ミツヒロ
鈴木 光浩
埼玉県加須市で24年間不動産に関わる事業、取引を続けてきました。 最近は公益社団法人の理事職も兼任しています。還暦も過ぎたので 頑張らず、我慢せず、根性持たずのゆるゆるペースが仕事の基本ですが、 不動産売買の本質、賃貸不動産経営の本質的な問題について理解した上で 各種コンサルティングを日々行なっています。自分自身で収益物件の購入・ 売却、賃貸経営を実践しています。失敗も成功も経験ありますので案件に 適した提案が出来ると思います。趣味は心身の健康書籍の読書と将棋観戦。 世の中で起きていることを見ること、聴くことが好きで、好奇心に満ち、 ときたま書くことや写真を撮ることに夢中になります。
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