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2017年08月28日
オーナー様用役立ち情報

建物内で事故が起きた場合の法的責任


昭和初期とか大正時代の共同住宅や戸建賃貸で老朽化が激しく、外観上も損耗が顕著な建物内で起きた事故についてオーナーの法的責任はどうなるのでしょう?

民事責任中の「工作物責任」

土地上の工作物(建物等)に瑕疵(通常有すべき安全性の欠如)があり、その瑕疵と事故による損害との間に因果関係が認められれば、(その事を認識している)建物所有者・占有者は当該損害を賠償すべき責任を負う、とされているようです。この責任のことを「工作物責任」と言います。

工作物責任が問われるのは、第1次的には占有者であり、占有者が過失がないこを証明できたときには、第2次的に所有者が責任を負います。この場合の所有者の責任は無過失責任であり、建物の設置管理等に過失はない(十分に注意を払っていた)場合でも責任を負います。

一般不法行為責任

建物所有者等が、建物等の安全性に配慮すべき義務(安全配慮義務)を怠った過失に基づき損害が生じや場合、一般不法行為として損害を賠償すべき責任を負います。
次の債務不履行責任と異なり、建物所有者等に注意義務違反の過失があることなどは、被害者側で証明しなければならない、とあります。

では、被害者自信も建物等の安全性に関する瑕疵や欠陥を認識している場合はどうなのでしょうか?

建物所有者、その使用者(入居者)ともに瑕疵欠陥を認識していながらその状態を放置するのは「不作為の責任」を有するとも解釈されるのでは、とも考えられますが…

この記事を書いた人
鈴木 光浩 スズキ ミツヒロ
鈴木 光浩
埼玉県加須市で24年間不動産に関わる事業、取引を続けてきました。 最近は公益社団法人の理事職も兼任しています。還暦も過ぎたので 頑張らず、我慢せず、根性持たずのゆるゆるペースが仕事の基本ですが、 不動産売買の本質、賃貸不動産経営の本質的な問題について理解した上で 各種コンサルティングを日々行なっています。自分自身で収益物件の購入・ 売却、賃貸経営を実践しています。失敗も成功も経験ありますので案件に 適した提案が出来ると思います。趣味は心身の健康書籍の読書と将棋観戦。 世の中で起きていることを見ること、聴くことが好きで、好奇心に満ち、 ときたま書くことや写真を撮ることに夢中になります。
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