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2017年08月10日
賃貸管理の舞台裏

ゴミ部屋借主に対する契約解除は?


既に退去しましたが、アパート8室のうちゴミ部屋が1室あった事例があり、数年前に室内のゴミの堆積で窓ガラスが割れ、借主負担で窓の修理を行った事もあるほどでした。

処分要請するも「ゴミではない」と主張


窓の修繕費負担には応じたものの、その後も室内の堆積物を処分しようとしないのです。「ゴミではなく、みな所有している私物です。」と主張し続ける。

仕方が無いので、「今後ベランダや廊下等の共用部にゴミを散乱させたら契約解除とすること」「室内の大量の堆積物は火災の原因にもなるので何月何日までに自主的に処分すること」「期日内に自主処分できなければ、処分業者に処分させることを了解し、その費用は借主が支払うこと」この内容で念書を作成し借主署名捺印頂き、オーナー様にも報告。かなりの圧力をかけたつもりだが、もうすぐ期日到来するのに、依然窓から室内の堆積物が見られる。

契約解除と損害賠償請求は可能か?


弁護士に確認する必要がありますが、賃貸借契約には{借主の善良なる管理義務}は明記されているので、善良管理義務違反を契約解除の理由に出来そうです。ただ、その場合は法的手続きを行うに際し「有力な善管義務違反」の証拠提出が求められるでしょうから、例えば*同じ棟の借主がこのゴミ部屋から出る異臭や害虫等に耐えがたく退去した旨の「陳述書」を頂くとか、ゴミ部屋の堆積物状況がわかる室外からの写真等も状況証拠として必要になるでしょう。
この記事を書いた人
鈴木 光浩 スズキ ミツヒロ
鈴木 光浩
埼玉県加須市で24年間不動産に関わる事業、取引を続けてきました。 最近は公益社団法人の理事職も兼任しています。還暦も過ぎたので 頑張らず、我慢せず、根性持たずのゆるゆるペースが仕事の基本ですが、 不動産売買の本質、賃貸不動産経営の本質的な問題について理解した上で 各種コンサルティングを日々行なっています。自分自身で収益物件の購入・ 売却、賃貸経営を実践しています。失敗も成功も経験ありますので案件に 適した提案が出来ると思います。趣味は心身の健康書籍の読書と将棋観戦。 世の中で起きていることを見ること、聴くことが好きで、好奇心に満ち、 ときたま書くことや写真を撮ることに夢中になります。
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