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2017年08月02日
仲介現場の舞台裏

価格にはネゴシロを持たせますか?


遠方からやって来た70歳手前のオーナー様から久々に商談専門用語を聞かされました。「価格裁量権」に近いニュアンスですが、会社員時代に良く耳にした懐かしい言葉が「ネゴシロ」です。

予め合意できる価格条件より少し幅を付けておく


例えば中古車の買取り業者に買い取り価格査定をしてもらうと、業者によっては予め交渉されることを見越して査定価格を低めに設定する場合があります。これを「ネゴシロ」と言うのですが、例えば100万円で買い取り出来る場合でも、買取り査定価格は90万円で提示し、交渉が入ったときに10万円上乗せして100万円で商談を合意する、というような手法です。

商談にはネゴ(交渉)が日常茶飯事


不動産売買市場でも、このようなネゴシロ設定価格はよく見られます。よほどの人気物件とか稀少物件を除いて、ほとんどの売買商談に於いては買い手から「この価格まで値引いてくれたら購入します」という意思表示の「指し値買付け証明」は日常茶飯事の様です。かといって、あまりにも度を過ぎたネゴシロぶっちぎりの「指し値」をしてしまうと、売主の気分を害して商談決裂という結果につながりかねません。

どこまでが、協議可能なノビシロで指し値可能範囲なのかは、買い手と売り手が直接確認する事が無いので媒介業者同士の接触感覚で探っていくようにすると良いでしょう。

ともあれ、本日来店されたオーナー様は会社員時代相当な商談の場数を踏んできたのでしょうか、商売のコツとも言える「ネゴシロ」と言う言葉を上手に使われていたのが印象的でした。

この記事を書いた人
鈴木 光浩 スズキ ミツヒロ
鈴木 光浩
埼玉県加須市で24年間不動産に関わる事業、取引を続けてきました。 最近は公益社団法人の理事職も兼任しています。還暦も過ぎたので 頑張らず、我慢せず、根性持たずのゆるゆるペースが仕事の基本ですが、 不動産売買の本質、賃貸不動産経営の本質的な問題について理解した上で 各種コンサルティングを日々行なっています。自分自身で収益物件の購入・ 売却、賃貸経営を実践しています。失敗も成功も経験ありますので案件に 適した提案が出来ると思います。趣味は心身の健康書籍の読書と将棋観戦。 世の中で起きていることを見ること、聴くことが好きで、好奇心に満ち、 ときたま書くことや写真を撮ることに夢中になります。
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