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2017年07月30日
仲介現場の舞台裏

借地人から底地購入の相談でしたが


当社の関係会社からの紹介で借地人さんから不動産取引に関するご相談を受けました。地主さんも知っている方で、地主さんと借地人さんは家族を含めると50年以上の付き合いのようです。

このご時勢で「地代」値上げされました?


当地では借地人さんが地主様自宅に伺い、盆暮れと2回に分けて地代を支払いに行くのが慣習のようです。今日、来店されたということは、夏の地代をお支払になった後なのでしょう。その時に、今年から「地代値上げ」になったというのです。今までの地代がどれくらいの水準なのか、その金額が客観的に見て高いのか安いのか、そんな具体的論理的説明をされる地主さんはほとんどいらっしゃらないと思います。

普通に考えて、「このご時勢で値上げですか?」と思わず声を上げてしまいそうですが、これが、この地主さんのやり方なのでしょう。本件については、コメントは求められなかったのですが、お客様が言うのには、地代を払うときに、「底地を買っていただけませんかね?」と地主さんが言ったらしく、お客様は、ハハハと受け流して返答を濁したらしいのですが、後でだんだん気になってきて当社に来店されたらしいのです。

値段提示の無い勧誘は「提案」ではない


それで、「もし買うとしたら土地の相場価格はいくらですか?」と聞かれるものですから、なんとも答えにくい質問ですね。これは、他の取引相手を探索できない「対称性の取引」になってしまいますから。

本当に取引する気持ちがあるのなら、地主さんから勧誘があった際に、「いくらで売って頂けるのですか?」と質問すればよいだけの話です。値段が買えそうもない水準なら放置しておけば良いし、買える金額なら契約に持ち込めばよい。但し、当社は地主さんに頼まれてもいない案件は仲介しませんので、とお断りしました。

一般的な挨拶程度の会話を「本当に買えるのかな?」と想像を膨らまして、不動産会社に相談してみる。お気持ちはわかりますが、取引の種が既に発芽しているのかどうかも分かりませんので、今は動きません。取引が具体化してきたら、またご相談ください、と申し上げました。

この記事を書いた人
鈴木 光浩 スズキ ミツヒロ
鈴木 光浩
埼玉県加須市で24年間不動産に関わる事業、取引を続けてきました。 最近は公益社団法人の理事職も兼任しています。還暦も過ぎたので 頑張らず、我慢せず、根性持たずのゆるゆるペースが仕事の基本ですが、 不動産売買の本質、賃貸不動産経営の本質的な問題について理解した上で 各種コンサルティングを日々行なっています。自分自身で収益物件の購入・ 売却、賃貸経営を実践しています。失敗も成功も経験ありますので案件に 適した提案が出来ると思います。趣味は心身の健康書籍の読書と将棋観戦。 世の中で起きていることを見ること、聴くことが好きで、好奇心に満ち、 ときたま書くことや写真を撮ることに夢中になります。
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